気持ちや感情を
伝えるのも伝えないのも
それは本人の選択
ただ伝えないでずーーっと自分の中に溜め込み過ぎると
ある日それは決壊します。
息子さんの場合は
オウトや吐き気、過多ゲップや便秘、皮膚への発疹という身体症状にあらわれました。
月に3回も小児科を受診して、水分摂取や食物繊維を多めに取ることに気をつけたり、朝便意がなくてもトイレに座るように声掛けをしたりしましたが、なかなか改善されない。
そしたら心因性?と思ってしまって学校で心配事がないかじっくり聴いていくと、
ぽつりぽつり、言えなかった気持ちを話してくれた息子さん。
もう僕は図工が頑張れません。
図工が嫌なんです。
そんなに押し付けられてもできません。
休み時間が怖いんです。
図工の評価がつかなくても、留年でもいいんです。
などと溜め込んでいた気持ちを話してくれました。
話し終わった息子はすっきりしたというよりは疲れていました。
きっとフタをしてしまっていた自分の気持ちを伝えることはとてもパワーのいることだったのでしょう。
わたしは言いました。
いやだったんだね。つらかったね。気持ち話してくれてありがとう。もうばかだねぇ。
貯めるのはお金と経験値とお風呂のお湯だけでいいんだよ。気持ちをためすぎるとここ(胸)が苦しくなっちゃうんだよ。苦しかったねぇ。気持ち言えて偉かったねぇ。頑張ったねぇ。
伝えることを積極的にしない息子さん。
相手を思いやる気持ちの裏返しだったり、
急に信頼関係の出来上がってない人に言われてもすぐその場で言い返せなかったり、
他人からの干渉を批判と考える自分のこだわり・価値観だったり
継続的に今の気持ちとどうしたいかを本人に聴いていきたいと思う。